
2007年2度目の呉BCは電撃の6ハロン戦「高烏台(たかがらすだい)記念」。高松宮記念と同じ中京・芝1200mの舞台設定です。今回は20戦制の「MiddleKBX形式」を初採用。さらに短距離では致命傷となる「押し出されての逃げ」を防止するためにP開催では初めてペースメーカーを設置し、速さがより問われるスプリント王決定戦になりました。登録数は57頭と短距離戦にしてはやや少なめの頭数で、呉の優勝経験馬も不在ですが、他所での実績馬や33頭の分厚い初登場馬が揃った好メンバーとなっています。
優勝争いの中心はやはりスピード限界の高い自家製種牡馬産駒でしょう。今回は登録馬の過半数を占める31頭が参加しており、特に有力馬主はほとんどが自家種。前回の芝短距離戦・音戸大橋賞から3ヶ月半の間に限界付近の超速馬が急増し、勢力図は激変している模様です。
P開催の凶悪馬主御三家は全員初登場馬を投入。中でも昨年の最多勝馬主・タナトス師のデッドショットは今年から始まったPの一大イベント「新作杯」を圧勝した超スピード馬で、呉の初戦でも衝撃的な走りを見せつけるか。昨年の最優秀馬主で今年初戦の呉ダートゴールドCも制したEmpty
Self師はティアーズ。最優秀短距離馬イアードロップを代えての出走だけに、今回も何かやらかしそうな予感がします。そして昨年の最多得点馬主・ばる師はブリュンヒルト。こちらも最速馬ではなく一番走りそうな馬を送り込んできており不気味です。またミッキー師も音戸大橋賞馬を引っ込めて初登場馬アイスチャンスで参戦です。
既出走馬での注目は警固屋記念5位馬ワグナス。最強レベルのスピードと根性は短距離でこそ活きそうで、im師は地元・中京でP開催初制覇なるか。サラブレ3月号優勝馬のモモサイクロプスも警固屋記念19位からの巻き返しを図る快速馬の1頭です。既存種産駒では競馬王最新号の個人戦で1・2着のマットタイガーや、サラブレ3月号2着のエキゾチックヒゲあたりが有力か。自家種にどこまで対抗できるか期待されます。